夜逃げの季節

社内で筋トレの話が出たので筋トレ自慢をしたら、引っ越しの仕事を振られ続けている木崎です。(引っ越し会社に転職しようかな)

皆さんはあまり馴染みのないワードかもしれませんが、『夜逃げ』というのはご存知ですか?

「夜に逃げる」から夜逃げではなく、何らかの理由で「いつまでに」「知られずに」「どこかに」逃げる(引っ越す)事を夜逃げと言います。(ですので昼にやる時もあります)

その夜逃げも「なぜするの?」というと理由は大きく分けて3つに分かれます。

1つ目は『経済的困窮』です。

これはすなわちお金がない事を指します。

また、『会社の倒産』もこの中に入ると思います。

その後お金が回らなくなるのが目に見えているからです。

2つ目は『誰かに追われている』です。

何か追われるような事をしてしまったのか、ただ単に相手が一方的にしたいのかは分かりません。

3つ目は『精神的困憊』です。

もう人生に嫌になり知らない土地に行き現実逃避をする。

1から人生をスタートさせたい。と色んな悩みを抱えながらそれから逃げるために夜逃げをします。

ただ、夜逃げを希望する人にカウンセリング時によく話しますが、夜逃げにはそれ相応の覚悟が必要です。

なぜかと言いますと、デメリットが多く存在するからです。

夜逃げのデメリット

まず1つ目が『行政の手続きがほとんどできなくなる』からです。

例えば、国民健康保険など住民票の移動など全て出来なくなります。

正確には出来なくなるのでなく、やってしまうとどこにいるかがバレてしまうので出来なくなるという意味です。

これはでかいです。

ケガなどしても病院に行けなくなるのですから。

2つ目は『仕事探しが困難になる』からです。

夜逃げしているのでもちろん住所不定になりますから、仕事の面接時も嘘の住所を記入します。

バレてしまっては絶対に受からないですし、受かったとしても給料の振り込みに銀行振り込みが使えなくなります。(差し押さえなどくらいますし、居場所がバレます)

3つ目は『周りの目が気になる』です。

どこに行くにも、周りの目が気になってきます。

「つけられてるんじゃないか?」と人間不信に陥ったりします。

4つ目は『親族や身内に迷惑をかける』です。

家賃の滞納や借入などはなくならず、保証人に請求がいきます。

それは家族関係をもダメにしてしまいかねないのです。

このように夜逃げには、様々なデメリットが存在します。

ただ、依頼人も無知ではありませんし重々承知の上で頼まれる方もいます。

逆に違う対応やご提案に変わる事もございます。

夜逃げしようか悩んでいる方がいましたら、まずはご相談下さい。

色んな解決策が見つかるかもしれません。